はじめての写経と小筆1dayレッスンをひらきました【2016年3月実施】
myMOJIまいもじでは、通常メニューはペン字・筆ペン・書道(半紙に楷行書)となっておりますが、
昨年末から、
「もっと手軽に文字を書く楽しさを味わってほしい」という願いから
単発の書道イベントを開催しています。
コンセプトは「センスを磨くワークショップ」
をひらきました。
==
そして、今回は第三回目。
テーマは、
「じぶんの字の線質が高まる
小筆で書く☆はじめての写経(しゃきょう)1dayレッスン」
です。
みなさん、「写経」という言葉を聞いたことがありますか?
写経は、印刷の技術がなかったころ、複写をする手段として使われたり、
お坊さんたちが教典を学ぶために、お経を書き写すために生まれました。
実は今、この「写経」が見直され、年齢・職業問わずブームになっています。
毎日仕事や家庭・プライベートのことであわただしく、
「自分と向き合う落ち着ける時間」というのは、
なかなかできないものです。
そんな中、写経をすることで心のデトックスを行う人が増えています。
筆を持ち、墨の香りに癒され、ただ呼吸だけを感じて無心になる時間。
それこそが何事にも変えられない贅沢な時間であることを実感できます。
「以前からずっと写経をやってみたかった。」
「今年はあたらしいことに挑戦したい!なので、申し込みました」
とおかげさまで、ご予約で満席の日も。
講師の平畑祥子先生に、こんなふうにお手本を書いてもらいましたよ。
今回の写経レッスンは、通常の写経と異なる点があります。
それは、文字の大きさ!
文字の大きさが、通常の写経よりも大きいんです。
祥子先生になぜですか?と聞いたところ、
「字の上達も同時に目指すためには、ある程度大きい字で書くことが大切。
そのためにベストな大きさにしました」
そうです。
今回のテーマは「写経も楽しみつつ、字も上達する一石二鳥レッスン」!
受講された生徒さんからこんなご感想をいただきました。
・こんなに黙々と字を書く時間は初めてのことでした。
・書けば書くほど、コツがつかめた。
※一枚目と二枚目…比べてみれば、歴然!線の太さ、墨の入り具合…なっとくの上達でした。
・出来上がった「本」、大事にします。
・あっという間の時間でした。
・続きは家で書いて、仕上げます。
・小筆で書くのにいつの間にか慣れました。
※実際、筆の持ち方がいつの間にか、理想の正しい持ち方になっていました。
最初は写し書きで書いてみる方、最初から自分の文字で書く方…スタートは様々でした。
しかし、最後は、みなさん、ご自分の力で。
途中、間違っても写経のルールで、訂正し、ひたすら書き進めました。
般若心経の「空」の心…
かたよらない心
こだわらない心
とらわれない心
をそれぞれに実践されたのでは…と思っています。
たくさん書くことは、上達には、必要なことだな…と改めて思いました。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。