左利きでもきれいな字は書けますか?
レッスンにお越しくださる生徒さんの中で、
利き腕
に関するお悩みが意外と多いです。
「左利きでもきれいな字は書けますか?」
「左利きですが、右利きに直したほうがいいですか?」
など。
わたしは、必ずしも「絶対に右利きにしましょう」とは言いません。
お1人ずつ、生徒さんと話し合います。
例えば、Aさん(男性・30代)は、これまでと同様に左手で書いてもらったあと、
途中から右手にもチャレンジしてもらいました。
そして、どちらがストレスなく楽しく練習できるか、Aさん自身に選んでもらいました。
Aさんは、これまで書いてきた左手にすることに決めました。
こんな方もいます。
Bさん(女性・30代)は、ペン字は左手で、そして筆ペンのみ右手に矯正するようにチャレンジ中です。
ボールペン字の場合は、ペン先の幅に広がりにくいので、ある程度固定して文字を書くことができます。
筆ペンの場合は、ペン先の幅が広がるので、点画など右手のほうが書きやすい場合もあるからです。
この時も、Bさんにはひとつひとつ説明しながら、最終的には「わたしはこれでいきます!」とBさんに選んでもらいました。
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レッスンでは、
左利きを右利きに必ず矯正するのではなく、
「利き腕が違うと字の書き方にどんな風に変化があるのか」、
そして「矯正する場合、どのくらいストレスがかかるのか」を体感してもらい、理解いただくようにしています。
当教室は大人向けなので、特に何十年と同じ利き手をチェンジするのは、
結構なストレスです・・!
いろいろなパターンを試しながら、
一緒に考えて、最適な方法を見つけましょうね。
~きれいな大人字になるレッスン~
東京・表参道の書道ペン字筆ペン教室 my MOJI(まいもじ)
萩原季実子