デジタル時代だからこそ、こだわったこと。【きみこストーリー・出版編④】
こんにちは。ペン字講師の萩原季実子(はぎはらきみこ)です。
4/5に発売される新刊、
「簡単ルールで突然、美文字が書ける」
の出版ストーリーを連載しています。
いままでの記事はこちら。
【きみこストーリー・出版編】
①4月に新刊が発売されます
②文字の興味への入り口をつくりたい
③リアルな声を意識した出版企画書
④デジタル時代だからこそ、こだわったこと。(今回はここです)
本ができるまで
さて、「文字の興味への入り口をつくりたい」と思い立ち、
企画書をつくり、
そして、ひとりの編集者さんとの出会いにより
念願の本の発売が決まりました。
いよいよ、本の制作がスタートします。
今回から、
実際に本ができるまで、を書いていきたいと思います。
今回の本が出来上がるまでの
流れはこんな感じです。
①ページの流れを決める
②本の中身のデザインを決める
③手書き文字を書く
④本文を書く
①〜④のステップを終えると、
いよいよ「初校」という原稿(=本の中身)が
できあがります。
デジタル時代だからこそ伝わりやすいデザイン・コトバってなんだろう。
今回のブログでは、
①ページの流れを決める
②本の中身のデザインを決める
のお話をします。
この本をつくるとき、
一番こだわったのが、
「わかりやすく、つたわりやすい
見せ方と言葉で」
本で書く文章や、美文字のルールをつたえる
デザインは、【字をはじめて練習したい人でもわかりやすく】
ということに徹底的にこだわりたい!
と思っていました。
今の時代、
デジタル化が進んでいます。
普段、つかうツールも、
スマホ・パソコンがメイン。
「手書き」は、だんだん少なくなっているのが
現状です。
実際に、わたしも今、こうしてブログは
パソコンを使っていますし、
普段のやりとりは、スマホがほとんど(^_^;)
普段から「手書きする機会がない」
「スマホ・パソコンがほとんど」の方たちでも、
「あ!わたしでもできそう」
と、ハードルを下げてもらいたかったのです。
そのためにも、デザイン・コトバ選びは
とても重要なポイント。
編集者さんとの打ち合わせでは、
ページ構成にこだわり
話し合いました。
・字はいきなり書き始めなくても
「環境(字を書く以前のルール)」を
知るだけでも、グンと変化がある
・漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、
数が膨大で、上達に時間がかかりそうにみえるけど、
「グループ分け」するとラク!
・「あ、わたしにもできそう」感を大切にした
みやすいデザインにしたい
・読む人がそれぞれ「どのページから読んでもでもOK」にしたい
・何よりすぐつかえるフレーズ、実例(宛名・伝票・一筆箋)もほしい
・そしてそして、おまけもほしい~~~!!!
など、盛りだくさんな内容になりました。
企画書をつくったとき同様、ギラギラっぷりを発揮しています(笑)
このボリュームたっぷりな
内容を、編集者さんが華麗にまとめてくださいました。
ありがとうございますっ!!
ベースがしっかり固まり、
いよいよ、
手書き文字(お手本)と、文章を執筆する流れに
進みます。
つづく。
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