いよいよ執筆!【きみこストーリー・出版編⑤】

こんにちは。ペン字講師の萩原季実子(はぎはらきみこ)です。

4/5に発売される新刊、

「簡単ルールで突然、美文字が書ける」

の出版ストーリーを連載しています。

いままでの記事はこちら。

【きみこストーリー・出版編】

①4月に新刊が発売されます
②文字の興味への入り口をつくりたい
③リアルな声を意識した出版企画書
④デジタル時代だからこそ、こだわったこと。
⑤いよいよ執筆!(今回はここです)

大きなヒントは「生徒さんとの会話」

前回のブログでは、

本が出来上がるまでの流れをご紹介しました。

 

①ページの流れを決める
②本の中身のデザインを決める
③手書き文字を書く
④本文を書く

前回は、①と②をお話しました。

 

今回は、「③手書き文字を書く・④本文を書く」での
出来事を書こうと思います。

 

「ああしたい、こうしたい」という希望を
わかりやすくまとめてくださった編集者さんの
おかげで、いよいよ執筆に進みます。

 

 

 

 

さて、今回の本は、
「30のルール」というテーマで、
ルールごとに文章を書いていきます。

ですので、本文を書く時は、
デザインが決定し、各ページの文字数が決まったものから、
少しずつ執筆していきます。

1日2〜3ルールずつ、
文章を考えます。

今まで、レッスンで生徒さんに伝えるコトバを再現しながら、
文章にしていきました。
そして、出来上がったら、すぐに原稿を送らずに、
翌日もう一度チェック。

寝る直前に書いている言葉は
誤字脱字が本当に多くて・・・(^^;)

すると、昨日は気がつかなかったけれど
「ここはもっとこういう伝え方があるんじゃないか」
「これだと分かりにくいかも」と気がつきます。

はじめてこの本を手にした字がニガテな人に
伝わる文章になっているのかどうか、
悩みに悩みました。

 

文字数自体は、そこまで多くはないはずですが、
むしろ短い文章のほうが、
わたしにはとても難しく感じます。

・専門的すぎないコトバ
・今の時代とギャップが生まれすぎない親しみのある文章
・なじむ書き方

そういった点を意識しました。

 

ここでもやはり役立ったのが
【生徒さんとの会話】です。

30のルールの中には何度も何度も生徒さんが
語ってくれた【悩みの言葉】が出てきます。

 

この悩みの言葉は、
ひとりだけのものではない。

同じように感じる方も、きっといるはず。

 

 

 

「ああ、そうだよね。わかる!わかる!」と
共感していただける言葉を
丁寧に選びました。

 

とはいえ、やはり本に掲載されると思うと、
緊張で口から心臓が出そうな気分・・・

 

 

さらに、ドキドキが止まりません。

 

 

文字ハイきみこ!

そして、さらにさらに、緊張(もう目がギラギラw)したのが、

【手書き文字を書く】というステップ。

 

 

なぜ、緊張したのかというと、

 

「この文字でいこう」と
書いた文字にOKを出すのは、
自分自身だったからです。

 

 

文章は、
出来上がった文章を編集者さんに見ていただき、
チェックをしてもらえますが、

手書き文字に関しては、
基本的に訂正が入ることがありません。

※誤字脱字があれば、もちろん書き直します。

書きあがった原稿は、そのまま掲載されることになります。

なので、

 

「もっと良い字が書けるのではないか」
「この文字の、ここの部分を書き直したい」

 

と、すこ~~~しでも感じてしまうと・・・・・

 

も~~~~~書き直さないことには
前に進めないっ!!!!!

 

最終的には、自分の性格との闘いです(笑)

 

 

「お!良く書けた」
「もう一度書いてみよう」
「これとこれなら、こっちだな。」
「イェーイ、いい感じ!」
「ん~~何度書いても今日は書けない・・・」
「夢に出てくる~~うう。」

 

この繰り返しです・・・(^^;

 

時間がたっぷりとれるかどうかも
不透明だったので、

 

集中して仕上げよう、と決め、

約3日間くらいで集中して書く日をつくり、
60〜70枚ほど一気に書きました。

 

 

書きあがると同時に、ペンだこができ・・・筋肉痛も。

生徒さんにはいつも「リラックスして優しくペンを持ちましょう」と
言っていますが、
ガッチガチにペンを握りしめていたようです(^_^;)

 

 

 

こんな風に書くと、
とても大変そうに見えるかもしれませんが、

やっぱり、わたしにとって、
字を書くことは、幸せなのです。

 

 

「つらい・・けど楽しい。

思うように書けない・・・けど、楽しい。

結局・・・楽しい~~~~~!!」

 

 

文字ハイ(笑)です。
ひとりで声を出して笑っていたと思います・・

 

 

さて、ドキドキしっぱなしの文字ハイきみこは、
どうなるのでしょうか。

 

つづく。

 

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